保育園なんかで取り入れられてる、はだしの保育、いわゆる「はだし教育」ですが、
な~~~~~んにも根拠がなく、歴史的にそうやってきたから、今もそうやっているというところが多いでしょう。
また、はだしというと「足つぼ」うんぬんによって、健康に良いとか言う人もいますよね。
足つぼで脳が発達するなんていう人も、古い人ではいます。
なぜ、こんな根拠なき「はだし教育」が、今のなお生き続けているのでしょうか?
ずばり、理由は簡単なのです。
昭和の時代の保育所というのは、貧しい人たちが預ける場所というレッテルが貼られていました。
今でも、60歳過ぎの人に保育園の話をしても、「幼稚園は~」ていう感じで言い直され、保育園を認識しようとしません。
その当時の話を聞くと、まずは靴下なんて履いてくる子どもはいなかった、ということです。
綿の靴下、化繊の靴下、戦後復旧が進む前、靴下は高級だったのです。
穴が開いたら当て布なんて当たり前だったようです。
そう、はだしというのが、保育園の中では実に当たり前だったそうです。
真冬でも、場合によっては外でもはだしだったとのこと。
その当時の人たちが、自分たちのやってきた保育、もしくは自分たちが受けた保育を肯定するために、
はだし教育なる言葉が生まれたのだと想像します。
「はだしになることで、足つぼが刺激され脳にいい」
「はだしになることで、しっかりした土踏まずができる」
こんな感じですね(´・ω・`)
実際は、まったく医学的根拠なんてありません。
この仮説を覆すには、欧州の子育てを見るとよくわかります。
例えば、イギリスなんかは、赤ちゃんの頃から家の中でも靴を履いています。
はだしになる瞬間なんて、風呂と寝るときくらいでしょうか、ほとんど靴を履いていました。
もし、はだし教育が肯定するならば、このイギリスの教育は否定され、
イギリスは劣等民族ということになってしまいますよね?
イギリス人は脳の発達が遅く、土踏まずの無い人種なのか?
そんなわけない笑 o(`ω´*)o
保育所において、自分の考えられる利点は2つ!
一つ目は、室内で転びにくい。
→靴下だと床でよく転びます(-_-;) 大人も転びそうになるくらい、床の上はツルツルです!
二つ目は、靴下をはかせたり、脱がしたりが面倒臭い。
→これは現場の声です笑
管理も含め、靴下があることで手間が増えるのです。
この二つ目の理由がメインのはずなのに、「脳の発達が~」などと説明してくる保育園を知っています笑
もし、足が臭い、靴が臭くなるなど、はだし教育でお困りの保護者の皆さん、
理攻めで保育園に聞いてみるといいと思いますm(_ _)m
ただ、あまり言いすぎると、本当に苦労された世代の保育を否定することになりますので、
ほどほどにしてください(*'-')
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それ、最近医学的学術的根拠でましたよ?ご存知ですか?