子供(乳歯)の虫歯~2歳の歯磨き大変ですよね!

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hamigaki

赤ちゃんは生まれた時に虫歯菌は存在しません。

しかし、大人を介して少しずつ虫歯菌が赤ちゃんにうつり、増えていき、虫歯のできやすい環境が整ってしまいます。

虫歯菌は一度入れば、その存在をゼロにすることは不可能だと言われています。

そこで、虫歯菌との付き合い方、保育園で行っている楽しい歯磨きについて紹介します。

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保育園の子どもたちの歯の様子を比べると

保育園の昼食後の歯磨きタイム、数十人の歯の状態を見ることができますが、あまりにその差は歴然!(;゜0゜)

自分の経験上の話になりますが、園児が口を開けた時に、「おっ!歯並びが綺麗!」と思うと、ほとんど虫歯がないことが多いです。やっぱり磨きやすいからですかね。

 

1,2歳児の歯磨きとなると、家では全然磨かせてくれないのに、保育園だときちんと磨けるということが多いように思います。

このくらいの年齢だと、ほとんどが乳歯で、すきっ歯の子もいるし、意外と虫歯の子もいます。

虫歯のある子の共通点

うちの保育園では1年に1度以上は虫歯について触れることがあります。

職員同士の勉強会のテーマになることもあったり、懇談会などのテーマになることもあります。

その中で、大体これだ!っていう共通点があります。。。それは、

授乳を1歳過ぎても続けている

→自分の考えでは、授乳はできるだけ続けてもまったく問題はないし、日本以外の文化では5歳まで与え続けるような文化もあるくらいですから、卒乳を必ずしも急ぐ必要があるとは思っていません

しかし、授乳といっても、大体は部分卒乳はできているが、寝る前の授乳、いわゆる添い乳を続けているパターンがほとんどです。

1歳過ぎると、離乳食はほぼ完了していて、歯が1本以上生えているのが当たり前の状態です。

そんな中、口の中に食べかすが残った状態で授乳をすると、虫歯のリスクがあがります。

また、添い乳の後に子どもの口の中を清潔に保つのは困難ですので、より虫歯リスクが高まった状態になります。

つまり、授乳を継続するということは、それだけ子どもの口の中に気を配らなければいけないということです。

 

ここで大事なのは、

母乳を与え続けたから子どもが虫歯になったわけではない!! ということです。

母乳は必須です。特に添い乳は、父親の立場としても必須だと思っております笑

添い乳なくして、子育てを円滑に進めるのは不可能なくらいです(゜ー゜;)

 

大人の唾液から虫歯菌が子どもにうつる

虫歯菌の代表はミュータンス菌です。そんな名前は覚えなくていいです笑

まだ離乳食のころ、お父さんやお母さんが、自分の食べたスプーンで子どもに食べさせたり、大人が口の中で食べ物をやわらかくしたちちぎったりしたものを与えたことはないですか?

この時に大人の唾液に含まれる菌が子どもにうつり、一生、虫歯菌と付き合って生きていくことになります。

うつるというのは、くしゃみレベルでも、大人同士のキスでもうつるわけですから、そこは早かれ遅かれ必ずうつるもので、この世で虫歯菌が口の中に存在しない人なんていないでしょう。

大事なのは、虫歯菌との付き合い方(プラークコントロール)です!

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保育園で行う楽しくなる歯磨き

一番歯磨きしにくいのは2歳ごろではないでしょうか?

「嫌なものは嫌だ!」とはっきり言えるようになり、口を中々開けてくれません。

やろうとしても、逃げていくか、無理やりやると泣いてしまい、一番お母さんたちを困らせる時期だと言えます。

 

保育園では手順を踏みます。

まずは、絵本の内容がある程度理解できるようになっているので、こちらの絵本を読みます。

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家で見るならこちらでもいいです。

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どちらも歯磨きの絵本としては有名です。

どちらも様々な動物たちが歯磨きして、最後にぐちゅぐちゅぺっをするだけの内容なのですが、

この内容から子どもたちのテンションが上がるようにもっていきます!ここが腕の見せ所です笑

具体的には、

「○○さん(登場する中で好きな動物)、上手に歯を磨いてたね、かっこよかったねー!

 ○○くん(子どもの名前)も歯みがきしてみたい??」→ほとんど「うん!」と言います。

「○○さんみたいに、しっかり歯をみがけたか、先生確認してもいいかな?」→「うん!」

で、仕上げ磨きします。特にテンションが上がった状態だとスムーズです。

 

家庭でやる場合には、食事後、歯磨きの絵本をさりげなくおいておくか、親が読み聞かせ、同じような感じで、テンションを上げて、歯磨き楽しいね!かっこいいね!と、親も一緒に喜ぶことが大事です。

「歯を磨くと、お母さんが喜んでくれる!」というのが、一番伝わる内容です!

悪い例は、「歯を磨かないと、虫歯になるわよ!歯をみがいて!」です。

虫歯がどんなことなのか、歯が痛くなるとか、2歳では理解できません。なので、このやり方ではかたくなに拒むし、

子どもの立場になってみれば、「歯磨きの時間はお母さんが怖い」という悪い印象を与えてしまいます。

 

絵本だけの効果では、歯磨きをきちんとするようにはなりません。

絵本はただのきっかけであり、やはり親が楽しく歯磨きを教えることが、一番の効果だと思います♪

 

さらに裏技として、もしもお母さん以外にお父さん、おばあちゃんなど誰かがいる場合、

子どもに「今日は誰に歯磨きしてもらう?」と聞いてみてください

2歳頃は、自分で決めたい年頃なのです笑 自分が決めたことはきっちり行いますので、是非お試しあれm(_ _)m

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保育士 兼 経理認可保育所
 こんにちは!保育業界に十数年勤務し、三児の父でもあります。保育士資格を有し、数百人の子どもの成長を見てきた中でそれなりの知識を保有していますが、あくまで男性目線にこだわった情報発信ですので、不快なこともあるかもしれません。経営力についてはコンサルティングできるレベルだと自負しております。もし内容が面白かったら、是非イイネ!等よろしくお願いします☆相互フォロー◎コメントには必ず反応します笑
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  コメント欄

  1. ramo

    こんにちは。フォローさせていただきました。こちらの記事、とても勉強になりました!

    • tasukuism
      • tasukuism
      • 2017年 6月9日

      ramoさん> 一読していただき、ありがとうございます!

      歯磨きは家庭では結構苦労するのですが、保育園では意外とみんなスムーズに口を開けてくれます。

      こういうのが集団心理かと思うのですが、家庭の歯磨きの大変さを少しでも軽減できれば、という記事です♪