保育園での昼食時の一コマです。
年長クラスの子どもたちが、午前遊びやお散歩から帰ってきて、さぁ食事だってとき、
保育士の言葉かけが気になったので、記載してみます。
皆さんの保育園はどこで食事をしますか?
大部屋で食べるところ、各部屋で食べるところ、様々かと思いますが、食べる部屋とどこかのクラスの寝る部屋が近い場合、困ったことがおきます。
食事という楽しい時間の中、「○○クラスが寝ているから静かにしなさい」という言葉かけを耳にしたことはありませんか?
普通、どこの保育園でも昼食はわいわいにぎやかなものだと思います。
度が過ぎない限りは、おしゃべりしながら食べるものですよね。
そこで、たまたまその日、お散歩等が長くなって、帰ってくるのが遅くなったとします。
年長さんが帰ってくる頃に、他のクラスが寝始めているなんていうのは、よくある光景だと思います。
保育士の声掛けはこんな感じです。
「長い針が○○のとこまでに食べてね~」
そして、当然にぎやかに話が盛り上がり始めたとき、こんな声かけがあります。
「こらっ!○○組さんは寝ているんだから、もっと静かに食べなさい!!」
( ´ ・ ω ・ ` ) ? ?
この言葉にいつも疑問に思います。
食事は楽しい時間です。楽しくて当たり前なのです。
なぜ、担任の力量で食べるのが遅くなったのに、静かにしろと怒られなければいけないのでしょう。
何でもかんでも、大人のルールを押し付ければいいってものではありません。
遅くならないように目標をちゃんと設定して、園に帰ってくるのはもちろんのこと、
仮にどうしても遅くなってしまったときは、声かけを工夫します。
保育士は、子どもたちを注目させ、小さな声で伝えます。
「今日は、園に戻ってくるのが遅くなったので、ご飯を食べる時間も遅くなってしまいました。
○○組さんは寝ているので、先生も小さな声で話してます。
みんなもご飯中にお話するときは、忍者みたいに、小さい声でお願いします」
これで全然態度が変わります!
大事な点は2つ
・先生が小さい声で話す
→よく、先生が大きな声で注意することがありますが、子どもは萎縮するだけで、段々と話し声は大きくなっていきます。
ルールを守らせたいときは、先生も守らなくてはいけません
・○○のように小さい声で
→この要素を入れることで子どもたちにとって、小さい声で話すことが遊びに変化します。
子どもたちは遊びと思ったことは、とことん楽しむし、知らず知らずのうちにルールを守ることになります。
いろんなところで、ルールを遊びに変える工夫を学ぶと、保育がもっと楽しくなるはずです。
もしこの記事ではっとしたのならば、是非試してみてくださいm(_ _)m
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