米国小児科学会(AAP)は歯の生え始めによる、発熱は何の因果関係がないということを、2月18日に発表しました。これは、歯が生え始める時期(生後6か月~16ヶ月)の高熱は、治療が必要な感染症などの疾患の可能性があることを見逃してしまう、ということに対しての警笛です。
一般的に、歯の生え始めは発熱が現れる、と言われていたのをご存知でしょうか?
今回の発表された研究では、歯の生え始めにどのような症状が出るのかを特定するもので、10の主要な研究のメタ解析で検証されたものです。
その研究結果として、生え始めには、
・歯茎の炎症
・神経過敏(イライラする)
・よだれを垂らす
などが、最も頻度の高い症状であることがわかりました。
体温のわずかな上昇はあったのですが、発熱と見なされるほど高くはなかったようです。
よくあるのが、発熱時に
「今、乳歯が生え始めているから、そのせいで熱がでてるのよ」
なんて感じで親が決めつけてしまう、また、病院の先生がそのようなことを言ってしまうことです。
このような機会が訪れたときに、「それは違う!」と言えるようにし、
別の感染症などの症状を疑った方がいい、ということですね。
また、歯茎の炎症などの症状は生後6か月~16ヶ月の期間をピークとし、年齢とともに減少していくので心配はいりませんm(__)m
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