ついこの間、新人保育士の母親が「家に帰ってくるのが遅い」とわざわざ保育園に電話かけてきました。。。 実はこういうの初めてではないのです(^_^;) これは一言でいうなら共依存一家。 子離れできない親と、親離れできない子が織り成す、なんとも面倒な話。「あ、、またこのパターンか」と思いました。 ただ、自分の経験で一組だけ共依存を断ち切れた後輩がいますので、その話を織り交ぜながら、「子離れできない親」について話してみたいと思います。
目次
子離れできない親のたった一つの原因や特徴
これは実に簡単な答えでもあります。
それは、「子育ての最終目標を見失っていること」です。
言い換えれば、子育てっていつ終わるのか、そういうイメージがまったくないんです。
親と子の関係というのは、いずれは逆転し、子が親の面倒を見るときが来ますよね。
子離れできない親は、ず~っと自分が子どもを育てていけると思っていることが多いです。
自分の思いのままにコントロールし、自分が言ったことは何でも守るし、やってくれると、子どもに期待しています。
こんな状態で、いつ子育てに終わりがくるのか見出せるわけがありません。
子離れできない親に育てられると、いわゆる「いい子」が育つ
子離れできない親にしかり、実は子どもの方も親離れできない状態に追いやられています。
自分の経験上、このタイプの子どもは必ずと言っていいほど、「いい子」です。
思春期にまともな反抗もしたことがなく、父親母親に「くそじじい」「くそばばあ」なんて言ったことは絶対にありません。
教科書どおりの手のかからない子どもが、このタイプに陥ります。
いい子を演じていればとても居心地がいいので、共依存の鎖から抜け出せない状態です。
反抗なんてしようものなら親から何されるかわからない、そんな恐怖に実際は押し付けられていることがほとんどです。
親と子は対等の立場であってはいけない
ほとんどの親というのは「子どもが困ったら親に何でも相談してくれるに違いない。自分たちはいつだってそうやって育ててきた」と最初は思っています。
しかし、その中でまたほとんどの人が「子どもにも隠し事があって当たり前、自分たちは見守るのが仕事」という風に気が付くのですが、中にはそれがわからず、「なんで親に対して隠し事するんだ!?そんなのおかしい!」って思う親がいます。
親子は友達じゃないんです。
そこをわかってあげられないと、社会に子どもを送り出すことなんて、とても出来ない状態になります。
子育ての最終目標は子どもが自分の手を離れていくこと
冒頭にも最終目標について書きましたが、これこそが全ての親が知っておくべきことだと思います!
子どもはいつまでも親に頼って生きていくわけではありません。
社会に出て、親の知らないところで、親以外の人たちに支えられ、巣立っていくものですよね。
親としては、そんなことを想像するだけでも、少し寂しいかもしれません。自分もそう思います。
必ず子どもは親を離れていきます。どんなに鎖で繋いでも、必ず離れます。
それを将来必ず来るということをどこかにしまっておきながら、子どもとの「今」を生きていくことが大事だと思います。
どうやって共依存の鎖を断ち切ったか
ある後輩のことですが、最初に述べたように、親が職場に電話かけてくる状態でした。
「自分の親は考え方がおかしい」といろいろ話していくうちにわかったのですが、何をどうアドバイスしても、結局最後には親の言うことが一番になってしまい、「親に逆らうことが絶対にできない」と言ってました。
この子が共依存の鎖を断ち切ったきっかけは、、、、
駆け落ちですヽ(´ー`)ノ (対処法としては実にレア過ぎ・・・)
ほんと運がいいなと思いました。
この子を家から連れ出せるだけの自信と財力と勇気がある彼でしたので、ある意味、「あとは頼んだ!」くらいの気持ちでしたね(;´ー`)
そもそも彼氏を作っても、常に親が干渉してきて「仕事がダメだ」とか「年収が低い」とか難癖つけては、別れろと言ってくる始末でしたから、こんなレアなケースは初めてで、結果的に完全に鎖は断ち切り、今は2人で住所を親に教えずに暮らしています。
一応、子どもが出来たら、見せにいって、頭下げで、和解しないよ、とは伝えてますが、まだまだ見守り中です。
最後にまとめですが、
子育ての最終目標は「子どもが自分の手を離れていくこと」である!ということです☆m(_ _)m
tasukuism
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そうだよね。わかっていても今考えると寂しい
清瀬リトミック教室mimi 様> コメントありがとうございます!
職場では2年に1人くらいの割合で、職員の親が職員の代わりに職場に電話または訪問ということが起きます。
体調不良の説明を職員本人ではなく、職員の親が職場に電話してきた。。。
(よく聞く話だと思います)
社会人になったら、冷たいと思われても、ああだこうだ口を出したくなっても、
ぜひ、見守りという形で、子どもをサポートしてあげたいですよね(*^-^*)