今まで数百人の子どもを見てきましたが、ほぼ6割以上の子が何かしら習い事をやってますね
その内訳はというと、ピアノ・水泳・体操・英会話が特に人気です。
習い事を習っている子の内、9割がこの4つのどれかをやっていると断言できます。
この中で圧倒的に辞める可能性が高いのは英会話です。なぜでしょうか。
ある程度理論がわかれば、子どもの好奇心を長く保たせられるようになりますよ☆
目次
習い事ランキング上位が必ずしも続きやすいとは限らない
子どもの習い事って、ほとんどの場合は「親が子どもに勧める」がきっかけのことが多いですよね。
自発的にやりたいと子どもの方から言ってくるものは、サッカーや体操、スケートなど、テレビの影響が大きいやつですね。
スポーツ系はメディアから影響を受ける機会が多い、ピアノはいろんなタイミングで聞こえてきます。
また、スポーツは多人数で遊ぶものであり、ピアノは個人プレーなところが多い。
基本的に多人数の良し悪しは、子供が社交的かどうかで分かれます。
内向的な子は多人数プレーには向いてないでしょう。
4・5・6月生まれ、1・2・3月生まれでスポーツ選手の層に差がある
一概には言えませんが、早生まれの子が多人数スポーツについていくのはかなり難しい方だと思います。
人気のサッカーや野球においては、4・5・6月生まれの選手は1・2・3月生まれの2倍~3倍多い
個人プレーのゴルフやスキーはそこまで差がない。
子供の生まれた月とスポーツの関係は、集団的スポーツか個人的にスポーツにおいて、向き不向きがあることがわかります。
では英語や英会話はどこから影響を受けるのか
では、ここで英会話について考えて見ましょう!
テレビを見ていてある日突然子どもが「英会話やりたい!」って思う環境って、かなり特殊な環境だと思います(・・;)
たとえば、「えいごであそぼ」を欠かさず子どもと見ている、英語の歌を親などが教えて楽しさを教えるなど、
意識的に親が働きかけなければ、子どもの方から自発的に英会話をやりたいとはなりません。
いや、ちょっと待ってください。
そんな自発的に英語を好きになってもらう必要はありますか?
幼児にとって、本当は「英語」というのはなんら特別なものではありません。日本語と区別する必要が本来は無いのです。
以前、アナ雪のテーマソングの世界各国バージョンを年長さんが完璧に歌っていて、この子は天才だ、なんてテレビでやってましたよね。
これを「すごい」と思っておられる方がいましたら、子どもの発達をちゃんと学ぶべきです。
この子は、歌詞の意味や世界の言葉を考えながら覚えたわけではありません。
ただ、好きな曲がいろんな音で流れているから、そのままを覚えた。意味なんてわからないヽ(`Д´)ノ
これが真実ですよね。
幼児の言語の習得
幼児というのは言葉を覚えるときに、まずは音を覚えます。
その覚えた言葉の音をどんぴしゃなタイミングを言える、つまり完全に意味を理解して、言葉として発言するのには、相当な時間がかかります。
英会話の習い事が続かないたった一つの理由
さて、ここからは英会話がどうして続かないのかの核心に迫ります!
子どもが一生懸命英会話が出来るようになっても、ほとんどの親が話せないから、子どもと共感し合えない
からです!!!!
子どもは何のために習い事やっているのかを考えてみてください。
自己鍛錬のためでしょうか? 自己満足のためでしょうか?
いいえ、違います。
親に笑いかけてほしいからです。
これは小学校高学年でもそうです。
中学校に入ると、子どもの世界が確立してきますから、親から離れ、友達同士の楽しさを自分のものに出来ます。
しかし、英会話ってどうでしょう。。
仮に子どもが流暢に英語を話せるようになったとして、どう反応すればいいですか?
つい、ぎこち悪い対応になってしまっていませんか?
少しでも長く英会話を続けて欲しい!
ここからが分かれ道です。
正直、親が英会話できればもちろんそれに越したことはないのですが→英会話で返して、褒めて、笑ってあげられますからね。
言いたいのは、親が英会話なんて出来なくても、子どもの好奇心は持続させられます!
成長に対し反応し、認めてあげればいいんです☆
たとえば、子どもがりんごを指差して、アップルと言ったとしましょう。
この時の返しはこうです。
幼児の場合 「エァッポー!(親が真似してあげる)そうだね~!」 →これだけで子どもは自分の言ってることが伝わったと思って得意になります。
小学生の場合 「へー!このりんご英は語だと エァッポーっていうんだね~。他にも習ったら教えてね、私も覚えたいから!」
→小学生になると日本語と英語の区別がついていますので、切り分けた上で、「教えてくれてありがとう、うれしい」という感情でしっかり返してあげましょう。
英会話以外、全ての習い事について言える事
この返しの理論は、習い事なら全てに当てはまる法則ですよ。
プールやピアノの後には、ちゃんとどんなことを習ったのかを必ず聞く。子どもの方から話してきたら、その話をしっかり聞く。
間違っても、他の人との比較はしない。○○君の方が上手だったとか、そんなのは刺激にならない。
親の関心が○○君に取られたと思い、落ち込み度MAXの状態になります(・・;)
大事なことは
「あなたの成長が私にとってもうれしいこと」
ということを繰り返し伝えていくことだと思いますm(_ _)m
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しかし、この短期間で子育てカテゴリ1位とは、、ものすごい躍進を感じる1冊ですね。。。。。
「わが子の好奇心」というところで、何か思い悩んでいるのなら、是非手にとって欲しい1冊です!
tasukuism
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