子供の躾(しつけ)で叩く?その躾ちょっと待って!

この記事は2分で読めます

 Yahoo!知恵袋に「子供を叩いてしまう」という内容が投稿されました。

保育所でも、このような悲鳴は日常的にあります。自己嫌悪に陥る「叩いてしまう躾」に少し何か助言が出来たらと思います。

スポンサーリンク

 まずは質問ないようです。ものすごく切実です。

頰をつねったりビンタをしても全く言う事を聞いてくれない息子(4才)に失望しました。彼は使ったオモチャや物を片付けませんし、せっかく私が作った食べ物もいっぱい残します。この先こんな事がずっと続くのかと思う

と本当死にたいです。どうしたらいいですか? 息子が将来、人殺しにならないかとても心配です。

これに対して、自分の回答はこちらです。

父親+保育士です。

深く悩んでいらっしゃいますね。
4歳であれば言葉のやりとりもある程度できますが、必ずしも「言えばやってくれる」わけではないです。

片付けの例でいうならば、
まずは一緒に片付ける→片付けることが楽しい→片付けるとお母さんが喜んでくれる→自分で片付けたくなる
このような手順を踏んでいくことが大事です。

楽しくないことは進んでやろうとはしないものです。

食事の例でいうならば、
お母さんの作ったものが決してお子さんがまずいから食べたくない、というわけではありません。
一番は、食事が楽しいかどうかです。
食事を残す→怒られる
食事が遅い→怒られる
遊び食べをする→怒られる
このようなしつけを3歳前の段階でやっていたのならば、
子どもの心の中では食事の時間=怒られる時間=楽しくない時間
となっているかもしれません。

食事を残したことを怒っても、必ずしもその言葉通りに子どもに伝っているとは限りません。
食事を残す=怒られる=もう食事したくない=でもお腹が空くから仕方なく最低限は食べる
となってしまいます。

これらの例に体罰が加わると、よりマイナスに働きます。


ですが安心してください。
教育に手遅れなどありませんので、今からでも片付けや食事が楽しくなるために、
お母さんの周りにいる方も含めみんなで工夫していけるといいですね。

子どもにとっての一番の楽しいは、お母さんが一緒に笑ってくれることです。

上から目線のような言葉かけで申し訳ございませんが、
育児に奮闘されているお母さんを心から応援しております。

スポンサーリンク

ベストアンサー、ありがとうございました。

 

 昨今の因果関係はわからないですが、最近、叱り方がわからない保護者が増えてきたと、有名な著書でも書かれています。

 

 叱り方というのは、手探りでなんとかなることもあるかもしれませんが、こればっかりは知識があるかないかで、全然違うものになります。

 

 知識があるというのは、見通せる力がある、ということです。

発達の見通しがあれば、むやみやたらに叱る必要がないということがわかります。

 

 しかし、これは理想論であり、大人だって余裕がない時もたくさんありますし、

また、保育所の職員であり子育てのプロである保育士でさえも、まぁ、変な叱りかたをする方が多いです。

 保育士の場合は、知識不足+力量不足+忙しさが相まって、余裕がないのです。

ただ大きい声で言えば子どもは言うことを聞いてくれると思っていたら、それは大間違いです。

 

 回答でも書きましたが、0~2歳は、何か困ることをされても、叱るのではなく、まずは受け止める。

命の危険が及ぶような場合も、大きい声で叱るではなく、ママが悲しむ、ということをゆっくりはっきり伝える程度で大丈夫です。

  3歳過ぎたら、少しずつ簡単な言葉で伝えていく。

 

自分の叱り方が、要求し過ぎているのではないか、と、一歩立ち止まっていただけたら幸いですm(__)m

スポンサーリンク
LINEで送る
Pocket

The following two tabs change content below.
tasukuism

tasukuism

保育士 兼 経理認可保育所
 こんにちは!保育業界に十数年勤務し、三児の父でもあります。保育士資格を有し、数百人の子どもの成長を見てきた中でそれなりの知識を保有していますが、あくまで男性目線にこだわった情報発信ですので、不快なこともあるかもしれません。経営力についてはコンサルティングできるレベルだと自負しております。もし内容が面白かったら、是非イイネ!等よろしくお願いします☆相互フォロー◎コメントには必ず反応します笑
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

自信が無くなっている保育士の方へ(つд、)

こちらの記事をお読みください

保育園への就職や転職。保育士の理想と現実があまりに違っていた

あわせて読みたい関連記事

  コメント欄

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。